【はじめに】
採用活動において、大卒採用や中途採用だけではなく、今後高校生の採用にも取り組みたい、また実際に取り組んでいるという企業も多いかと思います。
今回は【第一弾】【第二弾】に続き、秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方の声から「就職指導する際の重要視している部分」や「高校の先生方が企業に求めていること」等についての声を紹介します。
【就職指導で重要視すること】
Q 生徒の皆さんが将来就職先を選定していく際に、就職指導するに当たり、重要視する部分は何か教えてください。
・就職を前提にする企業を30分~1時間かけて企業のヒアリングで性格などをみます。
・生徒は業種・職種の区分けがあまりできていないので、生徒と話しながら絞っていきます。
・就職指導で話した内容を、保護者にも話して共有してもらっています。
・保護者の意見は強いですし、この企業に行ってほしいと言う保護者も中にはいます。
・生徒と保護者のやりたいこと、将来をヒアリングしながら業種を分けていって条件や希望で絞り込んでいくことを大事にしています。合わなくて外れてきたときは、条件だけでお話しせず、企業の将来性も考えて、企業を勧めることもあります。
【高校の先生方が企業に求めていること】
Q 高校の先生方が企業に求めているのはどのようなことですか。
・入社後には生徒の適性を見て指導してほしいと思います。
・研修体制、年齢の近い上司からのフォロー体制など、新入社員のフォロー体制が欲しいです。
・離職率を下げるポイントになるものを求めます。
・悩みを聞いてもらえる職場環境があれば良いです。
・高卒Web求人への掲載のみの場合、生徒への紹介が遅れがちになります。ご来校が困難な場合は電話一本ご連絡頂ければ、採用に積極的な企業として早期に紹介できます。来年度以降お願いしたいです。
【その他の意見】
・学校訪問の際に、近い年代の社員がいると安心できるようです。
・進路について9割近くは家庭内でよく相談していると思われます。
・学校も長く働ける企業を学生に勧める傾向にあります。
・ハローワークのインターネットサービスなどで情報収集をしています。
・職場を見学した際、「自分が働きやすいか」を生徒は見ています。
・応募企業を決められない生徒へは、向き合いながら急がせずに対応しています。
・企業のDVDがあっても、見せる時間がなかなか取れないのが実情です。
・説明会では、名前を知っている企業に行きやすいようです。
・先輩がいない企業でも、若い人がいれば生徒にとってはイメージが近づくので良いです。
・先輩社員のスケジュールがあると、イメージしやすいです。
・応募前職場見学は、日程をあらかじめ決めても決めなくても良いです。具体的な情報が生徒に伝わりやすいのであれば、方法は問いません。
・学校の先輩が就職している企業は状況を聞けたりして挑戦をしやすく、目が向きやすいです。
・パンフレットなど、しっかり仕事内容のわかる資料がほしいです。
・サンプルではなく、生の声が欲しいです。
・ツールも大事だけれど、情報量が大事だと思います。
・生徒が就職試験を終えてきてから報告書を書かせますが、それも全て学校側は確認しています。
・毎年同じ企業から求人票が来るとは限らないので、生徒は職種から選ぶこともしています。
【まとめ】
いかがでしたか。
この記事では、第三弾として、「就職指導で重要視すること」「高校の先生方が企業に求めていること」、「その他の意見」についての秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方の声を紹介しました。
今回ご紹介した高校の就職指導担当の先生方の意見を、ぜひお役立てください。
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