【はじめに】

採用活動において、大卒採用や中途採用だけではなく、今後高校生の採用にも取り組みたい、また実際に取り組んでいるという企業も多いかと思います。

2019年より当社は、採用について「明日から取り組める事例」をお伝えする機会があれば、皆様の課題に繋がるのではないかという考えから、「秋田採用勉強会」を定期的に開催し、秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方とさまざまな情報交換をさせていただいています。

この記事では、その時に伺った秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方の声から、「応募前職場見学会」と「企業の採用活動で印象的な企業とその取り組み」について紹介します。

 

 

 

【応募前職場見学会について】

 

 

 

Q 応募前職場見学について、高校生は一人何社程参加されていますか?また、参加した高校生は、その後の応募等にどのような影響を与えているか、教えてください。

 

・1社から3~4社見学する生徒もいます。職場の雰囲気が分かるところが大切だと思います。

・企業研究をした上で応募先の企業を選ぶため、職場見学は一人平均1~2社です。見学後、本人が納得すれば応募に進みます。

・一人平均2.5社(数人の生徒は3~5社)参加します。

・見学会に参加した企業から応募先を決定する生徒が多いです。

・応募する前に必ず見学会に参加するよう指導しています。

・経験上1社から3社、ほとんどの生徒はその中から選んで応募していました。

・現場を見せてもらうのがとても好評です。

 

 

Q 職場見学会では生徒は何を知りたいですか?

 

・自分たちで企業のことを調べてイメージを膨らませて見学に行くので、実際に入社したら具体的に何をするのか、を知りたいです。

・自分が働く場所、環境、どういう人と一緒に仕事をするのか、を知りたいです。

・職場見学会に行った時に、年が近い方とのコミュニケーションができたら良いです。

・対面の見学を大切にしているがオンラインで見学になる場合は、仕事の内容を場所、手元、働いている人、会社の外観などが見たいです。

 

 

Q 応募前職場見学に参加してもらえるように他社との差別化を考えています。どのような応募前職場見学が高校生にとって魅力的でしょうか。また、高校の先生は、どのような応募前職場見学を勧めますか。

 

・新卒採用時の仕事内容を具体的に説明してもらい、現場見学可能なところが良いです。

・説明者は役職クラスではなく、できる限り同年代の方が望ましいです。

・入社後の仕事内容と応募前職場見学時の説明や見学内容にギャップが極力ないことが望ましいです。ギャップが大きいと、離職に繋がる要因になります。

・仕事内容と職場内の雰囲気を見てきます。

・ありのままの職場を見せて頂ければありがたいです。

・内容によって勧めるのではなく、現実的な職業の志望に対して職場見学を勧めています。

・現3年生はコロナ禍でインターンシップを経験できていません。応募前職場見学が単なる職場の見学にならないよう従来の内容に加え、体験的な活動や働くことの意義(企業理念等)についてのお話なども取り入れて頂ければと考えます。

・応募前職場見学は多くの生徒が入社を前提として参加しているため、入社後のイメージに大きく乖離のない内容が望ましいです。

・基本的には生徒が希望する(気になる)企業(職業・職種)を勧めています。

・その企業に応募する生徒には、なるべく見学に行かせています。

・一人平均23社くらい応募前職場見学に参加します。

・早い時期に職場見学会の告知があれば、「行ってみようかな」と思うこともあるようです。

・「昨年から」または「春から」職場見学に来て、と言ってくる企業もあります。

・例えば、建設業であればいくつかの現場を見せてもらったり、介護業界であれば様々な施設をまわったり、などは良いと思います。

・年の近い先輩と、10年くらい勤めた方と話す機会があれば良いと思います。

・根本的に「応募前職場見学」は応募を選択肢に入れて参加しているので、この見学にたどり着く前の作戦が必要ではないでしょうか。

・現3年生の多くは、コロナ禍のためにインターンシップを経験していないので、従来の内容に加えて体験的な活動も可能な限り取り入れていただきたいです。

・体験など、より実践的な職場見学であれば生徒は魅力的に感じると思います。

・応募前職場見学は、1時間で終わる企業もあれば、昼休憩をはさんで体験を取り入れるなど45時間コースの企業もあります。この応募前職場見学をしっかり充実度を高めることが、応募に繋がると思います。

・企業説明だけでなく、触らせるなど体験があると印象に残りやすいと思います。

・ある企業では、応募前職場見学の時に社長さん自ら、自由に写真をとってSNSに上げることを許可しています。SNSに上げることで、学生の振り返りにもなるし、企業のPRにもなる、ということでした。

 

 

Q  応募前職場見学を行うという連絡が入っている企業は、オンライン・オフライン、どのくらいありますか?

 

・オンラインは、求人票等確認できているところで関東およびメーカー系で50社程度あります。

オフラインは、連絡確認できているところで県内外30社程度です。まだコロナの影響があります。

・求人票で見学可となっている企業がほとんどですが、若干不可のところがあります。

・オンラインで申し込んだ企業は今のところありません。

・昨年と比較し、県内企業のほとんどがオフラインでの応募前職場見学受入を表明しています。一方で県外企業は要請があればオンラインでの会社説明会も可能というスタンスです。

 

 

Q  夏休みに入ってからでも応募前職場見学の募集をしたら、学生を紹介してもらえますか?

 

・応募前職場見学は、生徒が希望した企業へ学校側から職場見学を依頼し、日程調整を行って頂いた上で実施するものです。また企業によってはあらかじめ見学の日程を決めている場合もありますが、多くの企業ではその都度、日にちを設定します。

・学生の希望と進路状況を確認の上であれば可能です。

・決まっている生徒もいますが、迷っている生徒もいます。就職指導する先生にアプローチすれば、生徒の希望ですが可能性はあると思います。

・あまり遅くなければ可能です。

・夏休み中も就職支援をしているので、その機会などに紹介可能です。

 

 

Q 応募前職場見学で、交通費・昼食など負担している企業はありますか?

 

・あまりありません。お土産(文房具)などを持たせる企業はありました。

・県内企業などは、交通費支給などはあまりないようです。

・交通費は生徒がもらっても、逆に戸惑うのではないでしょうか。

 

 

【企業の採用活動で印象的な企業とその取り組み】

 

 

 

Q 企業が行っている採用活動において、印象的な企業とその取り組みを教えてください。

 

・会社のパンフに離職率が極めて低いことを明示している企業が印象的です。

・労働環境整備への相当の投資についての明確な説明があった企業が印象に残っています。

・様々な違いを尊重し、本人の個性を活かすことに取り組んでいる企業が印象的でした。

・現代の若者に合わせた人材育成を行っている企業が印象に残っています。

・新入社員や中堅社員教育(研修)が充実している企業が印象的です。

・業務上、必要な資格取得が取りやすい環境がある企業が印象に残っています。

・雇用条件や企業ルールなどが就職内定時に書面で提出されている企業が印象的でした。

・他県の企業ですが、労働者を守る整備が整っている企業が印象に残っています。

・目立って印象に残る採用活動はありませんが、以前よりも採用担当者の会社説明が丁寧になった印象があります。

・自社のアピールポイントを整理していて、他社との差別化を図る努力が見られる企業がありました。

・横手市内建設業者ですが、入社後の資格取得用負担は当然、内定者に普通自動車免許取得費用の拠出と、女性社員採用者で希望すれば9時~16時勤務の実施という取り組みが印象的でした。新人教育で定められた期間はあるが、個々に合わせてフレキシブルに対応しているようです。

・応募から選考試験まではどの企業も遜色なしでしたが、採用内定後のフォローがきめ細かい企業は印象的です。

・入社までの日程明確化をしている企業や、定期的に会社情報(社内報等)届く企業、入社までにやって欲しい内容の連絡や懇談会・誕生会への誘い等のある企業は印象に残っています。

・ある企業が企業見学を2日間にわたり実施していて、内容はインターンシップと同程度のものを行う企業がありました。

・各企業で入社前に研修や顔合わせ等、内定した生徒に気を配っていただいています。

・大体は大丈夫ですが、企業とやりとりしていく中で、2回目、3回目と言っていることが違ったり連絡が無かったりすると不安になります。

・施設のイベントに合わせ職場見学を行い、入居者の様子と職員の仕事を同時に見られ、尚且つ体験的な内容である企業が印象に残っています。

・求人票に入社後の仕事内容が具体的に記載されている企業がありました。

・採用内定通知の郵便物に「内定承諾書」の他に「労働条件通知書」「配属先通知」「入社までの日程表」等が同封されている企業は印象に残っています。

 

 

【まとめ】

 

いかがでしたか。

この記事では第二弾として「応募前職場見学会について」や「企業の採用活動で印象的な企業とその取り組み」について、秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方の声を紹介しました。

今回ご紹介した高校の就職指導担当の先生方の意見を、ぜひお役立てください。

 

 

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