【はじめに】

高校生にとって、その企業に応募するかどうかの最大の資料になるのが求人票ですが、高卒採用の求人票は、大卒や中途採用とは大きく異なります。

この記事では、高卒採用求人票の注意事項をしっかりと確認できるよう、紹介いたします。

 

 

【高卒求人票の注意事項8選】

① 高卒採用の厳しいルールを怠ると採用にすら進めない事態となりかねない

② 「高卒採用」では、原則ハローワークへの求人申し込み(求人票)が必要

③ ハローワークの求人票受付開始は61日からと決まっている

④ 求人票は7月から受け取ることができる

⑤ 6月下旬は多くの企業が申請を行うので受け取りが遅くなってしまう可能性が高い

⑥ 「若干名」等不明確な表現や、実際の採用数を超えた人数の募集はNG

⑦ 一度作成した求人票は、設定した募集人数が充足するまで取り下げることができない

⑧ やむを得ず募集の中止や募集人員の削減を行う場合は、ハローワーク及び学校に届け出が必要

 

では、これから詳しく内容を見ていきましょう。

 

 

【求人票の登録】

 

高校の紹介を受けて高卒採用をするには、まず「ハローワーク(職業安定所)」への求人票の登録が必要です。

高卒採用には、一般(中途やアルバイト)の枠とは違い、高卒新卒専門の求人票が必要ですが、それは求人申込と登録申請を行うことで発行されます。

ハローワークに足を運んで登録に必要な用紙を入手しましょう。

 

申請用紙に必要事項を漏れなく記入し、記入が終わった用紙をハローワークの窓口へ提出して登録申請を済ませます。

提出前にきちんと見直しをすることを忘れずに!

 

 

【求人の申込・求人票の作成】

 

ハローワークでは、6月1日から求人申込受付を開始します。

登録申請順に求人票を受け取ることができるため、早めに受け取りたいのなら目安として6月中旬までには提出すると安心です。

求人票を早めに入手できれば、学校への情報提供も速やかに行えますね。

 

6月下旬は多くの企業が申請を行うので、大変込み合いますし、受け取るタイミングが遅くなってしまう可能性が高いので注意が必要です。

なお、7月を過ぎても求人票は登録することができます。

 

 

ここで大事なことは、「高卒採用」では、採用する企業は、原則ハローワークへの求人申し込み(求人票)が必要だということです。

前述した通り、そもそも高卒採用を行うためには高校の紹介を受けて求人票を出す必要があります。

 

高校の紹介を受けるためには求人票にハローワークの印鑑が押印されている必要があるというルールが設けられているため、基本的にはハローワークを通して求人票を出す必要があるのです。それを怠ると採用にすら進めない事態となりかねないため注意が必要です。

 

「若干名」や「●●人以内」等不明確な表現や、実際の採用数を超えた人数の募集は、NGであり、承認されません。

 

また、一度作成した求人票は、設定した募集人数が充足するまで取り下げることができません

アバウトな採用計画によって、募集人員の中止や内容の取り消しなどの事態にならないよう、できるだけ早めにしっかりと採用計画を立てましょう。

 

 

【求人票の受け取り】

 

求人票は7月から受け取ることができます

ハローワークに申請した求人情報はハローワークの運営するサイト「高卒就職情報WEB提供サービス」と「求人票」に落とし込まれます。

 

「高卒就職情報WEB提供サービス」は、職業紹介を行うことが一般的である「学校」が「ハローワーク求人を利用する」ということを前提として構築されたシステムです。

全国の高校の先生がこのサイトを見ることができます。

 

こうしてやっと、企業はこの「求人票」を元に、先生や生徒に求人情報を届けることができるのです。

 

 

【採用充足の報告】

 

求人が充足した場合は、その都度ハローワークへ報告が必要です。

この報告により、該当する求人が「高卒就職情報WEB提供サービス」のWEB上で非公開となります。

 

求人票に記載されている求人数を下回っている段階で、求人の取り下げをすることは原則できませんので、充足の報告をハローワークに入れるまで求人は公開され続けます。

 

やむを得ず募集の中止や募集人員の削減を行う場合は、ハローワーク及び学校に届け出が必要になります。

 

繰り返しになりますが、求人を作成する段階でしっかりと採用計画を立てることが大切です。

 

 

【まとめ】

いかがでしたか。

高校生の就職活動には、他の就職活動とは異なり独自の高卒採用のルールが存在します。

求人票も同様で、大卒や中途採用とは大きく異なります。

ルールをしっかりと把握した上で、高卒採用に取り組む必要があります。

アバウトな採用計画によって、募集人員の中止や内容の取り消しなどの事態にならないよう、しっかりと採用計画を立てましょう。

 

 

 

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