【はじめに】

 

市場調査とは、企業が商品などを開発する際に、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。

成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。

 

もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。

 

より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。

 

この頁では、秋田県内に絞って採用市場の動きについてまとめました。

ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。

 

 

【秋田県職業別求人求職状況(令和49月)】

 

(秋田労働局「求人求職バランスシート(ハローワーク別)」より

 

これは秋田県内の職業別に見た有効求人数数と有効求職者数になります。

ほとんどの職業で有効求人倍率が1.0倍を超えて売り手市場(人手不足)となっているのがわかります。

そんな中、事務職については0.53倍となっており、求人の数に対して希望する求職者数が多い、いわゆる買い手市場となっています。

 

 

【秋田県新規求職者数(常用)の年齢層】

 

(秋田労働局「秋田県内の雇用情勢(令和49月)」より

 

新規求職者数(常用)は3294人。前年同月比は▲4.6%で160人減です。同比2カ月連続の減少です。

詳しく状況を見ると、

・在職者 1,195人(同比▲0.6%、7人減)同比2カ月連続の減少

・離職者 1,729人(同比▲10.5%、202人減)同比3か月連続の減少

 うち事業主都合 345人(同比▲21.6%、95人減)同比3か月連続の減少

 うち自己都合 1,242人(同比▲8.6%、117人減)同比2カ月連続の減少

・無業者 370人(同比+15.3%、49人増)同比3か月連続の増加

となっています。

 

年齢層別に見た時、新規求職者数がほとんどの年齢層で減少している中、

65歳以上(常用)は446人と、前年同月比は+3.2%で、14人増となっており、同比2カ月ぶりの増加となっています。

 

 

【新規中・高卒者職業紹介状況(令和49月末現在)】

 

(秋田労働局「労働市場月報(令和49月)」より

 

令和49月末時点で、高卒で県内就職希望者1230人のうち、内定者は596人で内定率は48.5%。つまりこの時点で、県内就職希望者でまだ内定が決まっていない未内定者は、半数以上の634人もいます

 

以下は、秋田県内高等学校の就職指導担当の先生方から伺った、「企業が二次募集を進める上で気を付けることや、先生方の要望」についての意見です。

 

二次募集の場合、直接学校に連絡を頂きたいです。二次募集であることを明確にわかるようにしていただければ、その限りではありません。

・一次での結果がそろう前に情報があれば助かります。

・ハローワークから二次募集しているところの連絡もありますが、直接連絡頂いて、正直な話を聞ければありがたいです。(例えば公務員試験で失敗したが能力のある生徒を希望している等)。実際に、その時にどういう状況で二次募集をしているのかを情報交換をしたりしています。

 

高卒採用に関しては、現在二次募集を進めている企業が多いとは思いますが、半ば諦め気味の企業もあるかもしれません。

ですが、新卒者の獲得を早々に諦めてしまうのはまだ早いです。

 

高校に現在の状況の聞き取りなども行いながら、採用活動をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

【まとめ】

 

いかがでしたか。

自社の求める人材を採用できるように、秋田県内の採用市場を把握して、採用活動を進めていきましょう。

 

 

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コラム「秋田県内高等学校「就職指導担当の先生方の声」大公開【第二弾】」

コラム「秋田県内高等学校「就職指導担当の先生方の声」大公開【第一弾】」

コラムCOURSEアンケート結果報告!秋田県内高校生の本音を紹介!」

もご参照ください。

 

 

 

また、秋田採用サポートナビでは、秋田県内の企業様の採用サポートを実施しています。

 

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・毎年高卒採用に取り組んでいるが、思うような結果に繋がっていない。

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