【はじめに】

採用について明日から取り組める事例をお伝えする機会があれば、皆様の課題解決に繋がるのではないかという考えから、2019年より「秋田採用勉強会」を開催しています。

当勉強会も、現在の情勢に伴いリアルからオンラインへと形式は変わりましたが、本年で5年目の実施となります。

当勉強会では、他社が実践している「採用の取り組み」や先生または就職支援員の生の声をお届けする「採用についての最新情報」を共有できる情報交換の場として、ご好評いただいております。

 

「解禁日目前!今からできる応募につなげる7つの施策」「コロナで変わった、採用活動の在り方とは?」と題して、先日オンラインにて秋田採用勉強会を開催いたしました。

秋田県内企業の採用担当者様向けに530日(火)150016301時間半で開催し、多くの企業様と特別ゲストとして秋田県内高等学校で実際に就職指導を行っている教員と就職支援員の方々にご参加いただきました。

誠にありがとうございます。

 

 

【第一講座「解禁日目前!今からできる応募につなげる7つの施策」】

 

第一講座では弊社の武田が登壇し、「解禁日目前!今からできる応募につなげる7つの施策」と題して、高校生採用の解禁日直前の最終確認事項について講演しました。

 

★講座のポイント

・求人の不受理をなくす。

ハローワークに求人を載せる際に労働関係法令違反があった場合、求人を受け付けてくれない可能性があります。

 

・自社の魅力を整理する。

自社の自慢ポイントや「会社の歴史」で自慢できる点、「商品」「事業」で自慢できる点など、あるだけ出し、自社の魅力を整理しましょう。

 

・求める人物像の策定を行う。

募集職種、必要採用人数、応募者の性格、長く働いている社員の特徴、採用したくない人の特徴など、採用活動を始める前に「採用コンセプト」を明確にしましょう。

 

・ターゲットとなる高校の選定を行う。

物理的な距離が近い高校や、既存社員の方が出身の高校、就職率が高い普通科の高校等重点的に攻めるべき高校は複数挙げられますので、皆様の付近の高校でターゲットとなる高校の選定を行いましょう。

 

・高校訪問時に自社の印象付けを行う。

求人票を公開する前と後で少し印象付けの仕方が変わります。、高校訪問に関しては少なくとも各校2回以上ずつ、時間を考えて訪問を行うことを意識してください。入学式や、卒業式、長期休暇などは除きましょう。

 

・進路指導室とのパイプ作りを行う。

進路指導室とのパイプを作ることで、毎年継続的に学生を紹介してもらえるようになります。また、関係性を構築することで学内のイベントへの参加、自社単独説明会の開催が可能になります。

 

・応募前職場見学を行う。

生徒を引き付けて応募生徒数を増やすため、求人票公開後に各企業で実施しましょう。開催時期は夏休み期間中、お盆の時期に開催することが多いです。募集方法は学校経由になります。学校経由で募集をかけて申し込みを受けるようにしてください。求人票とは別に応募間職場見学の案内チラシを作成することが集客のポイントになります。

 

 

【第二講座「コロナで変わった、採用活動の在り方とは?」】

 

第二講座でも弊社の武田が登壇し、「コロナで変わった、採用活動の在り方とは?」と題して、この先の採用活動についてリアルとデジタルの動きについて講演しました。

 

★講座のポイント

求人票を出すだけで、人が来る時代はもう終わりました。

認知発見の段階からの情報発信が必要だと考えています。情報発信とは、質と量の掛け算だと考えます。

では実際にいつ情報を発信すべきなのでしょうか。

それは、上の図にある中央の矢印のように、一年を通しての情報発信が正解なのです。

 

 

【高校の先生との情報交換会】

 

特別ゲストの秋田県内高等学校で実際に就職指導を行っている教員・就職支援員の方々を交えてグループごとに分かれて様々なテーマについて話し合い、情報交換を行いました。

 

例えば…

高校の先生への質問には

 

Q 昨年度の就職面接で、オンライン面接やマスク着脱についてなど、コロナ禍ならではの悩みは、どのようなことがありましたか?

・コロナ禍3年目ということもあり、特に大きな問題はなかった。

・応募前職場見学や採用選考日はマスク着用を指示した。事前連絡でマスク着用の指示を受けた企業が大半だった。

・採用選考日直前にコロナ感染者(濃厚接触者)になった生徒に対し、校内での面接練習日の調整や、採用選考日の変更を企業側にお願いした。

・コロナ対策については各会社ともよく対応してくれていると感じていて、悩みはありません。

・オンライン面接もだいぶ進んできていると思います。反面、入社試験前の事前会社訪問がしづらかったと感じています。

・オンラインでの事前訪問では、会社の様子がよくわからなかったようです。

・オンラインでの職場見学や面接の機会が増え、感染リスクや移動の労力は消えたが、現地に赴かなくては分からないこと(距離感、会社の立地環境、社内の雰囲気、ニオイや気温など)を感じることができなくなりました。働き、生活する上ではこうしたことが実はとても重要で、やはり実際の見学が大切だと強く感じました。

・生徒がオンライン面接に不慣れです。

 

Q マスク着用も「個人の判断」となりましたが、高校内での先生・生徒の現在の様子はいかがですか。

・以前から校内でのマスク着用は「個人の判断」でしたが、授業など多人数が一つの場所に集まる場合は必ず着用するようにとの指導をしていました。実際は、常にマスクを着用していました。そのため、現在も変わらず生徒はマスク着用を続けています。

・マスク着用は個人の判断とするが、3密(密閉、密集、密接)が想定される場合はマスク着用を推奨します。

・半分近くの生徒が外しています。

・まだ着用している人が多いですが、外していても特に違和感はありません。

 

Q マスク着用も「個人の判断」となりましたが、進路指導で就職面接などについて、学校としては今後どの方向に指導していく予定か、教えてください。

・マスクについてはあくまでも個人の判断に任せる予定です。会社側から指示がある場合、その旨を生徒に伝えることになります。

・マスク着用は個人の判断とするが、応募前職場見学や採用選考日等で企業側から指示があった場合はその指示に従います。

・外していく方向で指導したいが難しいです。

・外して笑顔を見せる方がよい、と指導します。

 

などなど…

こちらはほんの一部のご紹介です。

 

他にもたくさんの質問や、参加企業の取り組みなども話がはずみ、あっという間に情報交換会の時間が過ぎていきました。

 

 

終了後、参加の企業様より

・先生方の意見や他社のことが聞けて参考になりました。

・情報交換の時間にもう少し余裕があれば良いかな。と思います。

・先生より具体的なお話があり、大変参考になりました。

・もう少し時間を長くとっていただけるとありがたいです。また、事前に質問内容を共有していただけると簡潔な回答を準備できるかと思います。よろしくお願いいたします。

・学校の先生との情報交換がとても参考になりました。

・オンラインで限られた時間になるので、事前に質問事項を募集しておくのも必要だと感じました。また、他社の担当者様の状況や悩みを聞ける機会があまりないのでとても参考になりました。

・事前に参加する学校名をお知らせ頂けると幸いです。

・本日は貴重な場を設けて頂きありがとうございました。

・オンライン開催での情報交換会の継続を希望します。

・ありがとうございました。

 

 

【まとめ】

こちらにご紹介した内容は、本当にほんの一部です。

今回も1時間半の秋田採用勉強会の時間の内、3分の2にあたる1時間を高校の先生・就職支援員の方々との情報交換会の時間に当てました。

 

それでも、まだまだ話す時間が足りないと感じるほど、話し合いが大盛り上がりでした。

 

ご参加いただきました秋田県内高等学校の先生方・就職支援員の方々をはじめ、企業の方々に御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

 

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コラム「秋田県内高等学校「就職指導担当の先生方の声」大公開【第二弾】」

コラム「秋田県内高等学校「就職指導担当の先生方の声」大公開【第一弾】」

 もご参照ください。

 

 

 

また、秋田採用サポートナビでは、秋田県内の企業様の採用サポートを実施しています。

 

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・採用業務以外も兼任しているので、人手が足りない。

・求める人材からの応募を増やしたい。

 

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