【はじめに】

採用についての「取り組み」や「準備」は万全ですか?

採用について明日から取り組める事例をお伝えする機会があれば、皆様の課題に繋がるのではないかという考えから、2019年より「秋田採用勉強会」を開催しています。

当勉強会も、現在の情勢に伴いリアルからオンラインへと形式は変わりましたが、本年で4年目の実施となります。

 

当勉強会では、他社が実践をしている「採用の取り組み」や先生または就職支援員の生の声をお届けする「採用についての最新情報」を共有いただける情報交換会の場として、ご好評いただいております。

 

「高卒採用の3つのポイント!」と題して、先日オンラインにて秋田採用勉強会を開催いたしました。

 

 秋田県内企業の採用担当者様向けに526日(木)15001630のお時間で開催し、多くの企業様と特別ゲストとして秋田県内高等学校で実際に就職指導を行っている教員と就職支援員の方にご参加いただきました。

 

誠にありがとうございます。

 

【第一講座「高卒採用の3つのポイント!」】

今回の採用勉強会は2部構成で開催させて頂きました。

 

第一部では船井総合研究所の保泉泰宏氏にご登壇頂き、「高卒採用の3つのポイント!」と題して、高卒採用における重要なポイントのお話をいたしました。

今回は、事前に「高卒採用を成功させるための施策」チェックシートを参加企業様に自己診断していただき、その上で話を聞いていただきました。

 

 

【高校の先生との特別情報交換会】

 

第二部では、特別ゲストの秋田県内高等学校で実際に就職指導を行っている教員・就職支援員の方を交えてグループごとに分かれて様々なテーマについて話し合い、情報交換を行いました。

 

例えば…

高校の先生への質問には

 

Q どのような応募前職場見学が高校生にとって魅力的でしょうか。また、高校の先生は、どのような応募前職場見学を勧めますか?

・新卒採用時の仕事内容を具体的に説明してもらい、現場見学可能なところ。

・説明者は役職クラスではなく、できる限り同年代の方が望ましい。

・応募前職場見学は多くの生徒が入社を前提として参加しているため、入社後のイメージに大きく乖離のない内容が望ましい。

・基本的には生徒が希望する(気になる)企業(職業・職種)を勧める。

・その企業に応募する生徒には、なるべく見学に行かせる。

 

Q 高校の先生方が企業に求めているのはどのようなことですか?

・求人票の内容が具体的に記載されているか。

・採用内定後から入社までの連絡体制やスケジュールの明確化。

・即戦力にならずとも企業内で成長していけるよう育てていただきたい。

・適性を見て、指導や配属を考えて頂けるとありがたいです。

・応募前職場見学の工夫や、離職者を出さない為の新人教育の充実をお願いしたい。

 

Q 企業の採用担当者の訪問を受けた際に、どのようなことを一番知りたいですか?

・どのような生徒を期待しているか(性別・性格・部活動他)。

・新人教育(メンター制度など)。

・高卒就職者の入社後の様子(卒業生の近況など)。

・訪問の際には求人票の持参もお願いしたい。

・生徒が「働き続けられる」という事を重視しています。

 

Q 企業が採用活動を進める上で気を付ける事や、先生方のご要望があれば教えてください。

・求人票に性別指定はできないが、採用したい人物像が明確であれば早めに情報提供してほしい。

・基本給以外の諸手当(固定手当、資格手当、職務手当等)について、どのような手当か具体的に明記してほしい。

・変形労働制や交代勤務等の就業時間及び年間総労働時間の明確化。

・生徒の心が傷つくため、していい質問と駄目な質問などのガイドラインをしっかりと守って欲しい。

 

などなど…。

こちらはほんの一部のご紹介です。

 

 

他にもたくさんの質問や、参加企業の取り組みなども話がはずみ、あっという間に情報交換会の時間が過ぎていきました。

 

 

 

修了後、参加の企業様より

・中身が充実していたので、次回も参加したいです。

・オンラインなので時間については制約があるものの、他社の話も聞くことができて参考になりました。

・進路指導部ご担当の方のお話、また、各企業様の状況をうかがうことができました。ありがとうございます。

・オンライン開催ということで参加し易かった半面、内容の掘り下げが難しいのかなという印象でした。

・出来ればオンラインではなく次回は対面開催を希望します。

・貴重な場を設けていただきありがとうございます。学校の就職支援の先生方のお考えを聞くことができまして、有意義な時間となりました。

 

 

【まとめ】

こちらにご紹介した内容は、本当にほんの一部です。今回は1時間半の秋田採用勉強会の時間の内、3分の2にあたる1時間を高校の先生・就職支援員の方々との情報交換会の時間に当てました。

それでも時間が足りないと感じるほど、話し合いが大盛り上がりでした。

 

できれば、以前のように対面での開催ができるようになりたいですね。