【はじめに】
人手不足が厳しいこの世の中には、たくさんの採用に関する広告が溢れています。
この記事では、採用広告の種類や、それぞれの特徴についてわかりやすく解説します。
【採用広告の種類】
たくさんの種類の採用広告がありますが、ここでは、以下の8種類の採用広告について見ていきたいと思います。
- 求人サイト
- SNS求人広告
- 自社サイト・採用サイト
- ハローワーク
- 求人情報誌・フリーペーパー
- 新聞の折り込みチラシ
- 人材紹介サービス
- 学内掲示板・大学/専門学校のキャリアセンター
採用広告には様々ありますが、大きく分けるとWeb媒体での広告と、紙媒体の広告に分けることができます。
近年は、若者は企業について調べたりするときの手段はWebやSNSなどのデジタル媒体が主流となっています。
ですが、紙媒体が劣っているというのではなく、それぞれに強みや向き不向きがあるのです。
次に、それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
【それぞれの特徴について】
①求人サイト
新卒採用や中途採用など、採用目的に応じて掲載するメディアを使い分けすることができ、全国の求職者に求人情報を配信できます。
また、求職者は多くの求人広告を一度に比較することができ、便利です。
採用要件にマッチした応募が集まりやすいのが特徴ですが、掲載費用がかかります。
②SNS求人広告
「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれており、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどのSNSを使用した求人広告です。
大企業よりも中小企業を中心に取り入れられている採用手法です。
SNSをよく利用している新卒や第二新卒などの若手の求職者に対してダイレクトにコミュニケーションが取れ、お互いを印象付けたり理解を深めたりできる特徴があります。
採用コストを抑えられますが、炎上のリスクがあり、運用が大変です。
また、効果が出るまで時間がかかるという面もあります。
③自社サイト・採用サイト
多くの求職者は、応募先の企業がどのような企業かを確認するために企業のホームページや採用サイトをチェックしています。
掲載情報・掲載期間に制限がなく、自社の魅力や仕事のやりがいを存分にアピールすることが可能です。
また、自社のWebサイトとは別に、採用専用のホームページを作ることもあり、求人検索エンジンとの連携で多くの人に閲覧してもらうことができます。
自社で運用するサイトのため採用コストを抑えられますが、作成や運用には知識やノウハウが必要となります。
④ハローワーク
求人の登録や応募、採用にコストがかかりません。
事業所の所在地を管轄しているハローワークで求人票を出すので、より地域密着型の求人募集を行いやすいです。
また、公共の求職の場として認知されているため多数の求職者が集まりますが、掲載できる情報に限りがあるため、求職者に対してアピールすることが難しくなってしまう可能性が高いという点も挙げられます。
特定の条件にかなう採用には、助成金や補助金が受け取れることもあるのが特徴です。
⑤求人情報誌・フリーペーパー
駅やコンビニなど、生活に密着した場所で無料配布されているため、地域に根差した求人募集や地域をしぼった求人募集に向いています。
特に、インターネットに不慣れな高齢層に効果を発揮します。
求人情報誌に載せるときに掲載料がかかり、掲載する情報量が限られるのも特徴です。
⑥新聞の折り込みチラシ
折り込みチラシは、特定のエリアの新聞購読世帯に配られるため、主婦層やシニア層の求人募集に向いています。
また、折り込み指定日に一気に配布できるため、チラシを受け取ってから数日内での行動を期待できるなど、短期間で集客しやすいです。
折込チラシは再度読み返したり、手元に置いておいたりと保存する期間が長いという特徴もあります。
⑦人材紹介サービス
企業側が描くスキルや人材像に合った求職者と企業を引き合わせるサービスを、エージェントを通して提供する求人媒体です。
企業と求職者とのマッチングが上手くいき、採用・入社が決まった時点で紹介料を支払うケースが多いため、無駄なコストを抑えることができます。
また、採用までの日数や工数を抑えられるのも特徴です。
⑧学内掲示板・大学/専門学校のキャリアセンター
大学や専門学校の就職課のキャリアセンターや就職支援センターに求人を提出することで求人募集を行います。
大学の専攻分野や専門学校卒であることを重視するのであれば、学校ごとにターゲットを絞りやすく、応募者の大学や学部を絞って求人広告を掲載することができます。
学校ごとに掲載方法が異なるため、手間がかかるという面もあります。
【まとめ】
いかがでしたか。
数ある採用広告の中から、どれを選べばいいのか、迷うことも多いと思いますが、選ぶときのポイントは、「自社の求める人材・ターゲットに合った広告媒体を選ぶ」ということです。
もちろん、広告費用も比較して選ぶことも大事です。「採用にコストをかけられない」という場合は、費用をかけずに求人を出すことができる求人媒体もありますので、積極的に利用しましょう。
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