【はじめに】
市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。
成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。
もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。
より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。
このページでは、秋田県内に絞って2024年10月の採用市場の動きについてまとめました。
ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。
【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】
- 19歳以下
- 20~34歳
- 35~49歳
- 50~64歳
- 65歳以上
ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。
どの年齢層も、先月よりも大きな変動はみられません。
また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。
(秋田労働局「労働市場月報(令和6年10月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)
先月と比べて大きな変化は見られません。
そんな中、19歳以下の有効求人倍率が若干下がっているように見えますが、0.88ポイントほどです。
【新規中・高卒者職業紹介状況(令和6年10月末現在)】
(秋田労働局「労働市場月報(令和6年10月)」より)
高卒の採用は9月16日以降から始まりましたが、10月末のこの時点で県内就職希望者1,222人のうち、994名が内定を得ています。
内定率は81.3%。未内定者は228名、となっています。
求人票は4,857人で、求人倍率は3.97倍。昨年の4.25倍ほどではありませんが、それでも十分売り手市場です。
今(12月)は、高校の先生からは、例年よりも早い段階で生徒の内定が100%になっている、という話が聞こえてきています。
【まとめ】
いかがでしたか。
大卒採用は早期選考を行う企業が増えてきていることもあり、大変苦戦している、と嘆く採用担当者の声をよく聞きます。
また、コロナ禍を経てオンライン化が進み、首都圏のインターンシップなどに県内の学生が参加しやすくなり、地方の学生が都会の企業に向きやすくなった、との意見も聞かれます。
自社の採用のあり方などを見直すなどし、自社の求める人材を採用できるように、秋田県内の採用市場を把握して、採用活動を進めていきましょう。
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コラム「【新卒一括採用の終焉?】これからの新卒採用はどうなる?」
コラム「最近ウワサの「第3の賃上げ」とは?求職者からの注目度も高い福利厚生に工夫を!」
もご参照ください。
また、秋田採用サポートナビでは、秋田県内の企業様の採用サポートを実施しています。
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