【はじめに】
市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。
成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。
もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。
より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。
このページでは、秋田県内に絞って2025年7月の採用市場の動きについてまとめました。
ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。
【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】
- 19歳以下
- 20~34歳
- 35~49歳
- 50~64歳
- 65歳以上
ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。
また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年7月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)
19歳以下は夏の職場見学や説明会が活発化する時期に入り、9月採用試験に向けた企業の準備状況と連動していると考えられます。
若年層(20〜34歳)と中年層(35〜49歳)は安定しており、ともに微増~横ばいで推移しています。
採用活動の中でも、即戦力や育成枠のニーズが安定的に存在している状況でしょう。
50代以上の層では引き続き低水準の倍率が続いており、この層のマッチング強化は引き続き課題となっています。
65歳以上ではやや持ち直し、シニア人材の活用や再雇用枠が再び動き始めている兆しも見られます。
【新規中・高卒者職業紹介状況(令和7年7月末現在)】
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年7月)」より)
県内就職希望者は、求人も求職も減少していますが、求人倍率はわずかに改善しており、需給のバランスはとれた状態です。
県外就職希望者はやや増加しています。前年より県外就職を視野に入れる動きが少し強まっている可能性があります。
高卒採用は9月16日の内定解禁を機に本格化すると見込まれており、現時点での内定状況はゼロとなっています。
【まとめ】
いかがでしたか。
まもなく迎える高卒採用の内定解禁。
ここからが本当の勝負の始まりです。
地元で働きたいと願う高校生たちの視線は、すでに皆さんの職場に向いています。
地域社会とともに歩むパートナーを迎える機会として、主体的かつ丁寧に取り組んでいきましょう。
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コラム「COURSE2025掲載企業を募集中!【COURSE2024読者「高校2年生の声」】」
コラム「【「秋田採用勉強会」開催レポート】「COURSE秋田2024」読者アンケート報告」
コラム「秋田県の採用市場を把握!採用市場レポート《2025年6月版》」
もご参照ください。
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