【はじめに】

 

市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。

成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。

 

もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。

より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。

 

このページでは、秋田県内に絞って20256月の採用市場の動きについてまとめました。

ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。

 

 

【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】

 

  • 19歳以下

  • 2034

  • 3549

  • 5064

  • 65歳以上

ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。

若年層(19歳以下・2034歳)は求人数・求職者数ともに大きな変動はなく、3月にピークを迎えた後は横ばいまたは微減となっています。

5064歳は求職者数が多く、求人数を常に上回っています。4月にピークを迎え、その後やや減少しています。

65歳以上は求職者数が継続的に増加しており、労働市場で高齢層の求職が目立っています。

 

 

また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。

 

(秋田労働局「労働市場月報(令和76月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)

 

上の表を見ると、2049歳の層は求職環境に改善傾向が見られ、特に2034歳で上昇が目立ちます。

50歳以上は依然として1倍未満で、求職者数が求人を上回る状況が続いています。

特に65歳以上では0.20倍と、依然として「仕事不足」で厳しい水準で横ばいとなっています。

 

 

【新規中・高卒者職業紹介状況(令和76月末現在)】

(秋田労働局「労働市場月報(令和76月)」より)

 

高卒の「採用内定開始」は毎年 916日以降 と定められており、6月末時点は「最終的な就職状況が固まった」状態となっています。

高校新卒は「売り手市場」が継続し、就職希望者はほぼ全員内定を獲得しています。

県内就職は増加、県外就職は減少しており、地域定着傾向が強まっています。

有効求人倍率は依然として高水準ですが、前年よりやや低下しています。

 

 

【まとめ】

いかがでしたか。

秋田県の労働市場では、若年層を中心に高い内定率が続き、地元志向の強まりも見られます。

人材確保が難しい時代だからこそ、地域で働きたい若者との出会いは貴重な機会です。

未来の人材との出会いを、前向きな採用活動の原動力にしていただきたいと思います。

 

 

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もご参照ください。

 

 

 

また、秋田採用サポートナビでは、秋田県内の企業様の採用サポートを実施しています。

 

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