【はじめに】
市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。
成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。
もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。
より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。
このページでは、秋田県内に絞って2025年5月の採用市場の動きについてまとめました。
ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。
【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】
- 19歳以下
- 20~34歳
- 35~49歳
- 50~64歳
- 65歳以上
ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。
また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年5月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)
上の表を見ると、先月に比べて多くの年齢層で有効求人倍率がやや下がっています。
特に19歳以下の減少幅が大きいほか、20〜34歳、35〜49歳ともに有効求人倍率が微減しており、全体の採用意欲がやや落ち着いてきている可能性が見られます。
唯一50~64歳の層だけが微増(1.27 → 1.28)しており、中高年層における雇用ニーズの安定が読み取れます。
【新規中・高卒者職業紹介状況(令和7年5月末現在)】
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年5月)」より)
昨年と比べると、特に県内求人の増加が顕著で、企業の採用意欲が高まっていることがわかります。
また、県外希望者が減少しており、若者の地元志向が強まる傾向にあるようです。
内定率はほぼ前年並みですが、やや減少しているため、今後のミスマッチ対策も引き続き重要となってくるでしょう。
【まとめ】
いかがでしたか。
採用市場はゆるやかに動き続けています。
数値の変化に一喜一憂するのではなく、「この人を迎えたい」と思える出会いを大切にすることが、結果につながっていきます。
この時期は職場見学の受け入れや準備に追われている企業様も多いことでしょう。
9月の高卒採用試験に向けて、秋田の採用動向をしっかりと押さえ、自社に合った人材との出会いにつなげていきたいですね。
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コラム「秋田県の採用市場を把握!採用市場レポート《2025年4月版》」
コラム「COURSE2025掲載企業を募集中!【COURSE2024読者「高校2年生の声」】」
コラム「【「秋田採用勉強会」開催レポート】「COURSE秋田2024」読者アンケート報告」
もご参照ください。
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