【はじめに】
市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。
成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。
もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。
より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。
このページでは、秋田県内に絞って2025年4月の採用市場の動きについてまとめました。
ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。
【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】
- 19歳以下
- 20~34歳
- 35~49歳
- 50~64歳
- 65歳以上
ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。
また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年4月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)
令和7年3月から4月にかけての有効求人倍率を年代別に見ると、全ての年代においてわずかながら増加傾向が見られます。
若年層の求人倍率が相対的に高く推移しており、企業の新卒・第二新卒層の採用ニーズが引き続き勢いがあることがうかがえます。
35歳以上の中堅・中高年層においても小幅ながら増加が続いており、職場の多様性確保や経験者採用の流れが影響している可能性があります。
65歳以上のシニア層についても有効求人倍率は緩やかに上昇しており、労働力人口の確保に向けた高齢者活用の動きが継続していると考えられます。
【新規中・高卒者職業紹介状況(令和7年4月末現在)】
(秋田労働局「労働市場月報(令和7年4月)」より)
上の表から、県内就職者数が1,225人(前年:1,161人)と上昇し、県外就職者数が361人(前年:394人)と8.4%減少傾向にあります。
県内就職が増え、県外就職が減っていることから、地元志向や地域雇用機会の充実が進んでいる可能性あります。
また、就職希望者のほぼ全員が内定を得ており、非常に高い内定率(99.6%)を維持しています。
【まとめ】
いかがでしたか。
令和7年4月時点では、すべての年代において有効求人倍率が上昇し、全体として雇用環境は改善傾向にあります。
とりわけ若年層を中心とした求人ニーズの高まりが見られ、企業の採用活動が再び活発化している兆しが見られます。
今後もこの傾向が続くかどうか、月次での動向把握が重要となるでしょう。
秋田県の雇用動向を的確に捉えつつ、自社に合った人材を採用できるよう積極的に活動を進めていきましょう。
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コラム「COURSE2025掲載企業を募集中!【COURSE2024読者「高校2年生の声」】」
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もご参照ください。
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