【はじめに】

 

市場調査とは、企業が商品などを開発する際、よい事業判断をするために市場を理解することを言います。

成功している企業の多くは、市場調査によって方針などを決定しています。

 

もちろん、採用市場も同様のことが言えるでしょう。

より良い人材を採用するためには、採用市場の様子をしっかりと把握・分析することが大事です。

 

このページでは、秋田県内に絞って20253月の採用市場の動きについてまとめました。

ぜひ、秋田県内の経営者や採用担当者の方はチェックしてみてください。

 

 

【秋田県年齢層別職業紹介状況の動き】

 

  • 19歳以下

  • 2034

  • 3549

  • 5064

  • 65歳以上

 

ここでは直近1年の数値の推移をグラフに表しました。

 

また、下の表は年齢層別の有効求人倍率の推移です。

(秋田労働局「労働市場月報(令和73月)」より秋田採用サポートナビがグラフ・表作成)

 

先月からの有効求人倍率の推移を年代別に見てみると、

19歳以下は3.98ポイントと、約20%も大幅に減少。高卒採用の山場を越えたためと考えられます。

2034歳は0.02ポイント減少で、ほぼ横ばいです。依然として高水準を維持しています。

3549歳は変化がなく、安定した需要と言えるでしょう。

5064歳は0.03ポイントと、わずかに減少しており、引き続き1倍未満です。

65歳以上は0.02ポイントと、やや減少しました。全体として厳しい就業状況が続いています。

 

 

【新規中・高卒者職業紹介状況(令和73月末現在)】

(秋田労働局「労働市場月報(令和73月)」より)

 

上の表から、前年との比較(県内分)を見てみましょう。

求人数:+143人(+2.9%)

求職者数:+70人(+6.0%)

内定者数:+67人(+5.8%)

求人倍率は前年より0.26ポイント上昇

 

このように、 求人数・求職者数ともに微増し、県内の高校生雇用ニーズが前年よりも高まっていると見られます。

 

秋田県内の高校生向け求人数は依然として多く、求人倍率4倍超えと売り手市場となっています。

就職希望者の内定率は99.2%と非常に高く、進路がしっかり確保されていることがわかります。

一方で、求人の充足率が低く、県内企業側は人材確保に苦労している構造が浮き彫りになっています。

 

 

【まとめ】

いかがでしたか。

若者の採用市場は、求職者にとって非常に有利な「超売り手市場」が続いています。

特に高卒採用は求人倍率が依然高く、とくに秋田県内では、求人数が求職者数の約4倍です。

1人の高校生に対して複数の企業が競い合っている状態です。

 

優秀な人材を確保するためには、早期の準備と継続的な情報発信、学校との信頼関係の構築が鍵となります。

インターンや職場体験の受け入れを積極的に行い、若手社員の活躍事例を紹介するなど「働くイメージ」を明確にして、自社の採用を成功させましょう。

 

 

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コラム「【「秋田採用勉強会」開催レポート】「COURSE秋田2024」読者アンケート報告」

 

もご参照ください。

 

 

 

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