オンライン面接活用術
今回は、オンライン面接とはなにか?からオンライン面接の導入方法までを徹底解説いたします。
皆様の企業のオンライン化の一助になれれば幸いです。
オンライン面接とは?
そもそもオンライン面接とはなにかという読者様のために、一から解説させていただきます。
オンライン面接とは、その名の通り、オンライン上、すなわちWeb上やオンライン面接ツールを活用し面接を実施することを言います。導入されている企業の多くでは、社内ミーティングで活用しているオンライン会議ツールやシステムなどで代用される場合が多いですが、オンライン面接専門のツールやシステムの商品も多く発売されており、オンライン面接の浸透度が伺えます。
新型コロナウイルスの蔓延以前にも「オンライン面接」という概念やツールは存在しておりましたが、非接触型の行動が推奨されるようになってから爆発的に広がりを見せました。
最新の調査結果によると、面接時のデジタルツールの活用割合は全体で48%を占めているという結果が出ております。大企業(300名以上)と中小企業(300名未満)とで比較した際には、大手企業の導入率が50%に対して、中小企業の導入率は47%でした。企業の大きさを問わず、幅広く導入されていることが伺えます。
また、コロナ後もツールの活用を検討するかの調査結果によると、約82.5%が継続を検討しているとの結果が出ております。
コロナを契機に一気に普及したオンライン面接ですが、コロナ収束後も定着する可能性が高いと言えますね。一般的新しいツール導入の定着には、時間がかかるためオンライン面接の導入を検討している企業様は早めに検討したほうが良いと言えます。
オンライン面接を実施するには?
オンライン面接の定義や市場が分かった所で、実際に導入するにあたって何が必要かを解説したいと思います。
まず、オンライン面接を実施するには、オンライン面接ツールが必要になります。オンライン面接ツールは、無料のものから有料のもの、会議用のものから面接に特化したものまで様々の種類のツールがあります。用途に応じて導入を検討すべきでしょう。
ただ、新たなツールの導入を検討する前に、社内ミーティングなどで会議ツールを既に導入されている企業様は、それを活用してオンライン面接を導入するのも一つの手でしょう。
ツールの導入を検討されている企業様に、オンライン面接ツールの導入における確認すべきポイントや、必要な機能、導入に必要な環境を紹介いたします。
・確認すべきポイント
ツールの導入において確認すべきポイントとしては、2つあります。
1点目として挙げられるのは、価格です。前述したように、昨今では無料のオンライン面接ツールなども多くあります。あくまでオンライン面接ツールは採用するためのツールですので、必要以上に高価格のものを導入する必要はありません。必要な機能と照らし合わせて、最適なものを選びましょう。
2点目として挙げられるのは、登録の必要性です。色々なツールがある中、採用候補者にとってなるべく手間のかからないツールを導入すべきでしょう。具体的に言うと、使用するために登録が必要であったりするツールなどは、敬遠されがちです。
・必要な機能
必要な機能としては、3つ挙げられます。
1点目としては、当たり前ではありますが、動画での打ち合わせが可能であることです。面接の際に、お互いの顔が見えないと不安になりますので、これは必須の機能と言えるでしょう。
2点目としては、打ち合わせの時間を無制限にできる機能です。
よくある無料オンライン会議ツールの特徴として、〇〇分以内であれば無料で活用できるといったものです。面接が長引いて強制終了などになってしまうと、お互いに興ざめですので、ここはしっかりと確認しておきましょう。
3点目は、入室制限機能です。
採用のシーズンになるとどうしても1日程に複数面接が入ってしまいます。そういった際に、入室制限機能がないと後ろで待っている求職者と鉢合わせになってしまう危険性があるので、ここも確認が必要です。
・導入に必要な環境
導入に必要な環境としては、大きく3点あげられます。
1点目としては、静かな場所であることです。
社内で面接を行うとどうしても背景の音が入ってしまいます。単純に相手からすると聞こえづらい環境になってしまうこともありますし、機密事項や社内の情報が漏洩してしまう可能性もあるので、面接をする際には、なるべく個室で静かな場所を選びましょう。
2点目は、マイク付きのイヤフォンの用意です。
マイク付きのイヤフォンがないと、相手から聞きづらく、自分も相手の声が聞きづらくなる可能性が高いです。
相手からするとコミュニケーションを円滑に取れず、悪い印象を抱いてしまう可能性があるので、可能であればマイク付きのイヤフォンを用意しましょう。
3点目としては、仮想背景です。
こちらも同様に見えてはいけないものが見てしまう可能性があり、悪印象を抱きかねません。しっかりと会社専用の仮想背景を用意しましょう。
まとめ
オンライン面接について理解を深めていただけたのなら幸いです。
今回は特別にこの記事を読んでくださった方に、仮想背景のテンプレート集をプレゼントいたします。